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関節・美容成分「ヒアルロン酸」を徹底比較!

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関節破壊と疼痛を防ぐヒアルロン酸

今、人気の成分として、毎日耳にしない日がないくらいなのが「ヒアルロン酸」です。ヒアルロン酸とはムコ多糖類の代表的な成分で、体や関節の動きをスムーズにするために、体液状で体内のあらゆるところに存在しています。特に関節では、関節液や関節軟骨に多く存在し、潤滑油として働いています。

ヒアルロン酸の大きな特徴は1gで6リットルの水を保持できるというその保水性で、それにより軟骨の持つクッションの役割を補完・代替してくれることから、関節系のサプリメントの主要成分として重宝されている、というわけです。

日本国内でヒアルロン酸が医薬品として販売されたのは1987年ですが、これはその変形性膝関節症への効能が薬効として認められたためです。

さてそうした関節痛にうれしい効果が期待されているヒアルロン酸ですが、その関節破壊や疼痛を防ぐ効果はどれくらいのもので、どのように認められているのでしょうか?

ヨーロッパのリウマチ学会では、ヒアルロン酸の関節内注射に関して、「ヒアルロン酸は変形性関節症の症状を改善し、関節破壊を抑制する可能性が高い」とし、推奨度をBとしています。

またアメリカのリウマチ学会は、ヒアルロン酸の徐痛効果について、「ステロイドより遅効性ではあるものの、持続性が長く、徐痛効果に差はない」と指摘しています。これはヒアルロン酸の関節軟骨保護機能が作用した結果と考えられています。

アメリカのLeopold博士らもやはり、変形性関節症の長期経過観察により、ヒアルロン酸とステロイドとで、徐痛や関節機能の修復効果について差はないと結論づけています。

日本でも宗圓博士らによる、変形性関節症の患者の3年にわたる長期治療結果では、自然経過に対し、

1.非ステロイド系消炎鎮痛薬
2.ステロイド関節内注射
3.ヒアルロン酸関節内注射

はいずれも除痛効果を示したが、最も効果が大きかったのはヒアルロン酸関節内注射と報告しています。

また、3年経過時におけるX線グレードの悪化率を見ると、自然経過に比べ、非ステロイド系消炎鎮痛薬とステロイド関節内注射ともX線グレードは悪化したのに反し、ヒアルロン酸の関節内注射は自然経過よりも関節破壊を抑制していました。

このようにヒアルロン酸は変形性膝関節症の痛みを改善するだけでなく、関節破壊を抑制することから、優先的に試すべき治療法として浸透しつつあります。

参考になさってください。

膝や腰の関節痛にお悩みの方はヒアルロン酸サプリメントを試してみてはいかがでしょうか。

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