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炎症とは

コラム:ひざの痛みをとる方法
「炎症とは」


一般に生体の有害な刺激に対する防御反応を炎症といいます。

たとえば、すり傷が化膿した場合を考えてみましょう。有害な刺激とは、すり傷から体内に入った細菌です。

これが原因となって、局所に発赤(赤くなること)、熱、腫れ、痛みといった炎症の典型的な症状が引き起こされます。

これらの症状は、原因である有害な細菌と、その細菌によってダメージを受けた組織をとり除こう、あるいは修復しようとして、生体側の体液(そのなかには、細菌を直接攻撃する抗体や細菌に立ちむかう生体組織に、さまざまな有用な情報を与えるサイトカインというものが含まれています)、リンパ球(細菌に対する抗体をつくりだす)、白血球(細菌と一対一の食うか食われるかの対決をする)や大食細胞(傷ついて倒れた白血球や細菌によってダメージを受けた組織を処理して後方へ運ぶ)などが局所に集中するために起こる現象です。

局所は、細菌と生体側との、いわば戦争状態にあり、発赤、熱、腫れ、痛みの症状は、戦場での爆発、火災、煙、建物の崩壊、死傷者などにたとえられます。

変形性ひざ関節症での炎症の場合は、有害な刺激とは、すり切れた関節軟骨から生じる軟骨の摩耗物質、とくに軟骨の成分のひとつであるコラーゲンの壊れたものといわれています。

この軟骨の摩耗物質が関節包の内張りをしている膜(滑膜)に対して刺激となり、滑膜がさまざまな生体防御反応を引き起こすことになるのです。

参考になさってください。

なお、自分が変形性ひざ関節症ではないか?と思ったら、専門の病院で診察を受けること、そして急性期の痛みがおちついたら、それ以上悪くならないようにコントロールすることです。セルフコントロールの方法として代表的なものはヒアルロン酸の活用です。

関節痛や変形性ひざ関節症にお悩みの方はヒアルロン酸サプリメントを活用してみてはいかがでしょうか。

ヒアルロン酸の飲み方として、同じく軟骨を形成する成分であるグルコサミンや、その形成を助けるコンドロイチンと同時に摂ることで相乗効果が期待できると言われています。最近ではこれら3つの成分が同時に摂れるサプリメントも販売されていますので、興味がある方は試してみてください。

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