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ひざの病気/慢性関節リウマチ

コラム:ひざの痛みをとる方法
「ひざの病気/慢性関節リウマチ」


慢性関節リウマチは、ひとことで表現すれば、多発性の慢性関節炎です。

多発性とは、二つ以上たくさんの関節が同時に炎症にかかるということです。

ひざだけでなく、足首、ももの付け根の(股)関節、背骨(脊椎)の関節、肩、ひじ、手首、指の関節といたるところ、しかも右も左もというように、全身の関節がしだいに侵される、なかなかの難病です。

これもじょじょに痛くなってくるもので、ある日目が覚めたら、いきなり痛くなっていたということはありません。

変形性ひざ関節症との見分け方のひとつにもなりますが、慢性関節リウマチでは、手の指や手首やひじなどの上肢の関節から病気がはじまることが多く、ひざからはじまることは少ないのが特徴です。

変形性ひざ関節症でも、前述したようにヘバーデン結節といって、手指の第一関節が腫れて痛むことがあります。

慢性関節リウマチでは、手指の第一関節自体が侵されることはまれで、通常は第二関節と付け根の(MP)関節が腫れて痛むことが特徴です。

変形性ひざ関節症とのちがいは、先ほども述べたように発症の年代の差です。この病気も女性に多く、20〜40歳代が中心です。

また、慢性関節リウマチのほうが、関節の腫れや熱感が強いことです。

慢性関節リウマチは関節炎というぐらい、炎症の度合いがひじょうに強いものです。

そのあらわれとして、炎症の度合いをはかる血沈検査、CRP、RAテストなどでも、たいへん強い数字がでます。

これが診断に有用なデータとなります。

一方、変形性ひざ関節症では、どのような血液検査をしても、炎症を示すデータは、マイナスかひじょうに弱くしかでません。

慢性関節リウマチも、むずかしい病気です。

痛みがなかなかとれないし、全身性ということもあって、痛みの程度も強いものです。

さらに、安静時痛といって、じっとしていてもシンシンとした痛みがあります。

変形性ひざ関節症のほとんどは、じっとしていると、痛みはありません。

参考になさってください。

なお、自分が変形性ひざ関節症ではないか?と思ったら、専門の病院で診察を受けること、そして急性期の痛みがおちついたら、それ以上悪くならないようにコントロールすることです。セルフコントロールの方法として代表的なものはヒアルロン酸の活用です。

関節痛や変形性ひざ関節症にお悩みの方はヒアルロン酸サプリメントを活用してみてはいかがでしょうか。

ヒアルロン酸の飲み方として、同じく軟骨を形成する成分であるグルコサミンや、その形成を助けるコンドロイチンと同時に摂ることで相乗効果が期待できると言われています。最近ではこれら3つの成分が同時に摂れるサプリメントも販売されていますので、興味がある方は試してみてください。

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