コラム：ひざの痛みをとる方法
「筋力訓練＝筋力を使う運動」

筋肉を使うことには、三つの大きな利点があります。

第一は、ひざのまわりの筋肉そのものと、ひざ関節の靭帯、関節包、軟骨、骨などの組織を力学的に強化すること。

第二に、理由はまだ医学的にははっきり説明できないのですが、ひざの痛みを減らすことです。

第三に、それらの組織の新陳代謝をよくすることです。

一般に筋肉の使い方は大きく分けて、二通りがあります。

腕の力こぶをつくる筋肉（上腕ニ頭筋）をきたえる方法を例にとります。

上腕二頭筋は、ひじを曲げる作用をする筋肉です。

ひとつの方法は、関節を動かして（筋肉の長さが伸び縮みする）、力を出す方法です。

鉄アレイをもって、ひじを曲げ伸ばしする動作をくりかえせば、この筋肉はきたえられます。

この方法を等張性筋運動といいます。

もうひとつは、関節を動かさずに（筋肉は伸び縮みしない）、力を出す方法です。

ひじを動かさずに力こぶをつくるように腕に力を入れて数秒間そのままにし、この動作をくりかえします。

この方法を等尺性筋運動といいます。

変形性ひざ関節症があるときは、等尺性筋運動、つまりひざを曲げないで力を入れる方法がすすめられます。

参考になさってください。

なお、自分が変形性ひざ関節症ではないか？と思ったら、専門の病院で診察を受けること、そして急性期の痛みがおちついたら、それ以上悪くならないようにコントロールすることです。セルフコントロールの方法として代表的なものはヒアルロン酸の活用です。

関節痛や変形性ひざ関節症にお悩みの方はヒアルロン酸サプリメントを活用してみてはいかがでしょうか。

ヒアルロン酸の飲み方として、同じく軟骨を形成する成分であるグルコサミンや、その形成を助けるコンドロイチンと同時に摂ることで相乗効果が期待できると言われています。最近ではこれら３つの成分が同時に摂れるサプリメントも販売されていますので、興味がある方は試してみてください。

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