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動かさないとますます痛くなる

コラム:ひざの痛みをとる方法
「動かさないとますます痛くなる」


変形性ひざ関節症はひとりでに発症してくるものですが、その後の症状のあらわれ方、進行の仕方などは、この病気そのものの勢いだけでなく、病気への対処(治療)の仕方が大きな影響を与えているものです。

もっともふつうの症状のあらわれ方と、その後の進み方のパターンを説明してみましょう。

変形性ひざ関節症のいちばん大きな症状=すなわち、ひざの痛みがでてくると、患者さんは歩くこと、動くこと、深く曲げること、階段を上ることなどをなるべくやらないでおこうとします。

これは当然のなりゆきだと思います。さらに医師は「痛いことはしないように」と、患者さんに注意を与えるのがふつうです。

これによって患者さんはなおさらひざを大事にして、あまり使わないようになります。

この安静によってひざの負担が減り、それによってひざの痛みが減る(というより自分の活動を減らして病気に合わせることによって痛みにあう機会を減らす)ことはある程度はわかります。

しかし、安静にすることでひざの骨、軟骨、靭帯、まわりの筋肉は少しずつ弱くなり、萎縮していきます。筋肉や軟骨やすじはひざの上下の骨を支え、動かす役割をもっています。

これらの組織が弱化、萎縮することは、ひざを動かす力、ひざを支える力、ひざの重さに耐える力が低下していくことです。

とくに変形性ひざ関節症にかかる中高年の人は、若者とちがって、もともと加齢にともなって筋肉や骨などに余裕がありません。これらをさらに萎縮させることは、致命的にもなりかねません。

また、萎縮した組織をふたたび回復させるときも、若者とちがって、回復のスピードが遅く、たいへん苦労するものです。

参考になさってください。

なお、自分が変形性ひざ関節症ではないか?と思ったら、専門の病院で診察を受けること、そして急性期の痛みがおちついたら、それ以上悪くならないようにコントロールすることです。セルフコントロールの方法として代表的なものはヒアルロン酸の活用です。

関節痛や変形性ひざ関節症にお悩みの方はヒアルロン酸サプリメントを活用してみてはいかがでしょうか。

ヒアルロン酸の飲み方として、同じく軟骨を形成する成分であるグルコサミンや、その形成を助けるコンドロイチンと同時に摂ることで相乗効果が期待できると言われています。最近ではこれら3つの成分が同時に摂れるサプリメントも販売されていますので、興味がある方は試してみてください。

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