コラム：ひざの痛みをとる方法
「自分自身が治療に参加する」

変形性ひざ関節症と診断されて治療が必要な場合も、生活のなかで自分で治療していくのが基本です。

痛みや症状がつづくかぎり、病院通いをしなくてはいけないというものではありません。

病院がごく近くにあってたいへん便利なため、通うのにまったく不自由がないという人はともかく、ふつうは、病院に通うことによって失うものがいろいろあるからです。

たとえば、病院ではたいてい診察を受けるまで長く待たされるため、時間を失います。

慢性期になってもずっと通うなら、経済的にも負担が大きいものです。雨の日などには家族の協力がないと病院に行かれないという人も多いのです。

痛みや症状が強い急性期には病院で診断してもらい、今後の治療の方向づけをしてもらって、そのあとは、病院で教わった運動療法などを、家で自分が実行していくという方法をすすめています。

週に何回も病院通いをする必要はまったくありません。

医師によって治療の考え方にはちがいがありますから、物理療法などをはじめとした外部からの手当てを基本にしているところもあるでしょう。

しかし、生活のなかで自分で治療していくという方法によっても、病院での電気などの物理療法と同じ効果をもつことが実行できると考えています。

ただし、最初はやはり病院に行って、自分のひざの痛みが変形性ひざ関節症によるものか、あるいはなにかほかの病気があるのかを、正しく診断してもらわなくてはなりません。

また、はげしい痛みがある場合は、やはり治療を受けなければなりません。受診するなら、関節は整形外科が専門です。また、脚をあげるような運動は、整形外科医が処方し、実際の方法は理学療法士が指導してくれます。

正しくやらないと効果があがらないばかりでなく、悪化させてしまうこともあるからです。

そしてそれ以降は、自分でできる治療をつづけ、症状が安定するまでは月一回程度、病状の報告と新たなアドバイスを受けるために病院に行きます。

そして病状がおちついて、日常生活にほとんど症状が影響ないほどにおさまってきたら、３ヶ月に一回ぐらい、病状の報告に病院へ行く程度でよいのです。

この方法がよいのは、やっている患者さんが「自分自身が治療に参加している」という前向きな気持ちになってくることです。そして、希望、充足感、満足感のようなものがでてきます。

参考になさってください。

なお、自分が変形性ひざ関節症ではないか？と思ったら、専門の病院で診察を受けること、そして急性期の痛みがおちついたら、それ以上悪くならないようにコントロールすることです。セルフコントロールの方法として代表的なものはヒアルロン酸の活用です。

関節痛や変形性ひざ関節症にお悩みの方はヒアルロン酸サプリメントを活用してみてはいかがでしょうか。

ヒアルロン酸の飲み方として、同じく軟骨を形成する成分であるグルコサミンや、その形成を助けるコンドロイチンと同時に摂ることで相乗効果が期待できると言われています。最近ではこれら３つの成分が同時に摂れるサプリメントも販売されていますので、興味がある方は試してみてください。

＞＞＞最新のヒアルロン酸ランキングはこちら