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原因がわからない一次性ひざ関節症

コラム:ひざの痛みをとる方法
「原因がわからない一次性ひざ関節症」


変形性ひざ関節症は、大きく一次性と二次性のものに分けることができます。

二次性の変形性ひざ関節症とは、ひざに骨折や靭帯損傷などの外傷を負ったあと、あるいはひざに細菌が入って化膿性関節炎などになったあとに、それらが原因で変形性ひざ関節症が起こってくるものをいいます。

これについてはあとでくわしくお話しします。

一方、はっきりとわかる原因がなく、ひざの痛みが起こってくるものを一次性の変形性ひざ関節症といいます。変形性ひざ関節症のほとんどは一次性なので、このコラムでは一次性の変形性ひざ関節症を中心にお話ししていくことにします。

たとえば、結核は結核菌によって、チフスはチフス菌によって引き起こされるといったように、直接的な原因がわかる病気は数多くあります。けれども一次性の変形性ひざ関節症は、はっきりとした原因が不明です。

しかし、いくつかの要因はあげることができます。

まず第一に年齢です。通常、女性は50歳代から症状がではじめ、60歳代、70歳代と年齢があがるほど、かかる率が高くなります。

その意味では成人病、あるいは老人病といえるものです。

このため社会の高齢化にともなって患者数がふえています。

男性では60〜70歳代が多く、女性よりも約10歳あとから起こります。

年齢があがるとふえてくる骨の病気として、骨粗しょう症をごぞんじの人もいらっしゃるでしょう。骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。

骨粗しょう症と変形性ひざ関節症とは直接的な関係はありません。何度もくりかえしますが、変形性ひざ関節症は骨が悪くなるのではなく、関節の軟骨が悪くなる病気です。

ただ、理由はまだはっきりわからないのですが、変形性ひざ関節症の人はむしろ骨粗しょう症になりにくいという傾向があります。

続きは次回のコラムでご案内したいと思います。

参考になさってください。

なお、自分が変形性ひざ関節症ではないか?と思ったら、専門の病院で診察を受けること、そして急性期の痛みがおちついたら、それ以上悪くならないようにコントロールすることです。セルフコントロールの方法として代表的なものはヒアルロン酸の活用です。

関節痛や変形性ひざ関節症にお悩みの方はヒアルロン酸サプリメントを活用してみてはいかがでしょうか。

ヒアルロン酸の飲み方として、同じく軟骨を形成する成分であるグルコサミンや、その形成を助けるコンドロイチンと同時に摂ることで相乗効果が期待できると言われています。最近ではこれら3つの成分が同時に摂れるサプリメントも販売されていますので、興味がある方は試してみてください。

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