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ひざ痛の原因は老化ではなく不自然な動作

コラム:ひざ痛を治そう!
「ひざ痛の原因は老化ではなく不自然な動作」


変形性膝関節症を「老化」の一言で片づける医師は多いようです。

老化とはすなわち、ひざの使いすぎです。ですから治療法としては、よほど痛むなら手術しかありません。

それが受け入れられなければ「老化現象だから」と、暗にあきらめなさいといわれるようなものです。

しかしながら、「変形性膝関節症=老化」と単純に言い切れるものではありません。実際、70歳、80歳を過ぎても、ひざになんの異常も痛みもなく、快調に暮らしていらっしやる方がたくさんおられるのも事実です。

また、使いすぎが問題になるなら、たとえばラグビーやサッカー、陸上の選手などはどうでしょうか。毎日、あれほど激しくひざを使っていれば、誰もが若くして変形性膝関節症になるはずです。しかし、必ずしもそんなことはありません。

関節軟骨というのは、少々激しかろうと、長きにわたろうと、普通に使っていれば関節が変形するほどすりへることはありません。

実は、この「普通に使う」というのがポイントになります。普通に使うとは、「ひざ関節に過度に偏った負担をかけずに使う」ということです。ご高齢になってもひざが元気な方は、おそらく若いころから、ひざの使い方が「普通」だったからに違いないと思われます。

逆に、普通じゃない使い方とは、「不自然な(偏った)」、あるいは「無理な(酷使した)」使い方をすることです。そしてそれを、日常の生活動作として長年続けてしまった結果、変形性膝関節症を引き起こしてしまったのではないでしょうか。

ひざ関節疾患を引き起こす最大の要因は、ひざに対しての「荷重」「衝撃」「ひねり」といった無理な負荷をかける使い方です。

このような、無意識による生活動作により、ひざに負担がかかることが多くなるようです。いくつか例を挙げると・・・

・脚長差(左右の脚の長さ)が異なった状態で歩いている。
・猫背で歩いている。
・ひざを軽く曲げた状態での動作が多い。
・重心が左右どちらかに偏った状態で立っていたり、歩いたりしている、などです。

荷重、衝撃、ひねりといった、ひざに負担のかかる生活動作をくり返していれば、若い方でもひざは変形していきますし、逆にそれが少ない方は、どんなに年をとってもきれいなひざ関節のままでいることができます。

参考にしてみてください。

なお、ひざ痛が気になる方に愛用されているのがヒアルロン酸です。ヒアルロン酸とは、ムコ多糖類の代表的な成分ですが、その大きな特徴は1gで6リットルの水を保持できるという、その保水性です。最近、美容や関節サプリメントの主成分としてヒアルロン酸が注目されていますが、これは主にこの能力によるものです。

ヒアルロン酸はその保水能力により、関節の中で、軟骨の持つクッションの役割を補完・代替してくれることから、関節系のサプリメントの主要成分として重宝されている、というわけです。関節痛や変形性ひざ関節症にお悩みの方はヒアルロン酸サプリメントも活用してみてはいかがでしょうか。

ちなみにヒアルロン酸の飲み方として、同じく軟骨を形成する成分であるグルコサミンや、その形成を助けるコンドロイチンと同時に摂ることで相乗効果が期待できると言われています。最近ではこれら3つの成分が同時に摂れるサプリメントも販売されていますので、興味がある方は試してみてください。

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