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末期になると日常生活もままならない

コラム:ひざの痛みをとる方法
「末期になると日常生活もままならない」


変形性ひざ関節症がひじょうに進んだ末期になると、なによりも痛みがひどくなります。

いままで述べた症状がさらに進み、日常生活に支障がおこるようになります。

つまり、歩く、座る、しゃがむ、階段を上る、階段を下りる、乗り物に乗り降りするなどの活動が大きく制限されるようになります。

そのために、仕事をする、買い物に行く、旅行に出掛けるなどの社会活動が思うようにできなくなります。

また、この時期になると逆に水がたまることはほとんどなくなります。

外見的には、関節の変形がめだつようになり、他人がみてもひざが悪いことがすぐわかるぐらいになります。

調べたところでは、日本人の場合、94パーセントの人がO脚になり、残り6パーセントの人がX脚になります。

ひざの関節そのものも変形し、さらに節っぽく内側と外側にでっぱるようになります。ストッキングをはいていても、上からわかるほどです。

軟骨とはちがって、骨には異常事態のとき増殖する能力があります。

骨折した場合も、ひじょうに活発な増殖能力があるので治るのです。

軟骨がすり減った場合もそのぶんだけ、上下の骨にはストレスがよけいにかかるようになり、骨も、ひざの異常事態をなんとかしようとします。

ところが、すり減った面にはいつも圧力がかかっているので再生できません。そこで横に骨をふやしていきます。

これが骨棘や骨堤とよばれるものです。反面、これによって関節の面積が広がり、単位面積あたりの圧力が減るという効果もあります。

参考になさってください。

なお、自分が変形性ひざ関節症ではないか?と思ったら、専門の病院で診察を受けること、そして急性期の痛みがおちついたら、それ以上悪くならないようにコントロールすることです。セルフコントロールの方法として代表的なものはヒアルロン酸の活用です。

関節痛や変形性ひざ関節症にお悩みの方はヒアルロン酸サプリメントを活用してみてはいかがでしょうか。

ヒアルロン酸の飲み方として、同じく軟骨を形成する成分であるグルコサミンや、その形成を助けるコンドロイチンと同時に摂ることで相乗効果が期待できると言われています。最近ではこれら3つの成分が同時に摂れるサプリメントも販売されていますので、興味がある方は試してみてください。

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