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変形性ひざ関節症治療法/薬物療法(3)

コラム:ひざの痛みをとる方法
「変形性ひざ関節症治療法/薬物療法(3)」


変形性ひざ関節症の治療法は三本の柱からなります。

「薬物療法」、「物理療法」、「運動療法」です。

変形性ひざ関節症では、内服薬は基本的に急性期に使い、慢性期にはできれば外用薬を使うようにしています。

抗炎症薬は外用薬としてもたくさんあります。

剤型としては軟膏やクリーム、水溶液などがあります。

また、貼り薬として湿布薬を処方する場合もあります。

外用薬は局所にのみ用いるものなので、内服薬にありがちな副作用は少なく、長期に使用できるという長所があります。

そのため、この10年、内服薬よりも外用薬のほうが生産量がたいへん伸びました。

薬の使い分けは医師の好みもありますが、患者さんの好みによるところが大きいようです。

患者さんは湿布を好む人が多いようですが、湿布よりも軟膏やクリームをすすめます。

湿布は動くとずれますし、人によっては皮膚がかぶれることがあります。

また、ひざに湿布があたっていることで「私はまだひざが悪い」という精神的に活動性を抑えるマイナス面があると思います。

軟膏やクリームは一日二回ほど塗るだけですから、活動面では影響がありません。

軟膏やクリームなどの塗り薬は、風呂あがりに塗るなど、つぎに述べる温熱療法と併用すると、抗炎症と鎮痛に有効なものです。

痛みのあるところを中心に塗り、指で二、三分ゆっくりマッサージします。

塗り薬は皮膚からの吸収がたいへん大きいものです。

しかし、塗り薬にも副作用があります。湿布薬と同様、かぶれなどの皮膚の炎症です。

皮膚炎やかゆみ、赤みなど、アレルギーのような反応があった場合は、医師に相談してください。

同じ効きめの抗炎症薬で、ほかの薬に替えることができます。

参考になさってください。

なお、自分が変形性ひざ関節症ではないか?と思ったら、専門の病院で診察を受けること、そして急性期の痛みがおちついたら、それ以上悪くならないようにコントロールすることです。セルフコントロールの方法として代表的なものはヒアルロン酸の活用です。

関節痛や変形性ひざ関節症にお悩みの方はヒアルロン酸サプリメントを活用してみてはいかがでしょうか。

ヒアルロン酸の飲み方として、同じく軟骨を形成する成分であるグルコサミンや、その形成を助けるコンドロイチンと同時に摂ることで相乗効果が期待できると言われています。最近ではこれら3つの成分が同時に摂れるサプリメントも販売されていますので、興味がある方は試してみてください。

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